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健康ヨガと治癒力【この頃思うこと-26-】 [この頃思うこと]

健康ヨガと治癒力【この頃思うこと-26-】
 健康ヨガを始めて一年になる。5月にもブログ「足の指のケア」で若干は触れたが、一年前と比べると、加齢の影響を勘案しても気力も含め全体としては確実に元気になっている。これもヨガとそれに触発されて始めた自己流「ながら体操」のおかげだろう。
 初めてのヨガ教室で、それまで風呂場で洗う以外は触ることもなかった足の指を一本ずつを回し、足首を手で回転させ、また一見奇抜なポーズで足腰や身体中の関節をひねる動きに驚いたことを思い出す。かって練習した器械体操では、急激に動かす速筋と素速い運動神経を要するが、ヨガでは遅筋をゆっくり息を整えながら自分の限界まで伸ばすことができ、しかもその限界が毎回少しずつ拡大して行くのが実感できるのも良い。関節の多さも実感した。「幾つか数えるも大変だ」と友人に言うと、「井上さんそれは簡単ですよ。人体の骨の数200強に近い数です」と答が戻った。余りの即答に一瞬訝ったが「骨は関節なしでは動かないのだ!」と改めて納得し、友人の柔軟な発想とその博識に感じ入った。
 一年前は、器械体操で人一倍柔軟だった身体も脊椎管狭窄症手術後の医者の注意で数年ほど背中の屈伸を避け固くなっていた。しかし、週一回の健康ヨガのレッスンで、意識になかった遅筋や関節を毎週次々と無理なく限界まで伸ばすのと、それを毎日家での「ながらヨガ」「ながら体操」で行い、いまでは後屈を除いた柔軟度はかなり戻り気持ちが良い。
 「ながらヨガ」はいまのヨガの先生の著書名だが、現役を退いて散歩や買い物など以外はほとんど在宅の私にとってそれから良い指針を得た。行儀は悪いが、毎朝新聞を20分ほど読みながらうつ伏せや仰向けになり足腰の自分のできる極限までの屈折やひねりを終らせる。また、ニュースの合間・湯舟のなか・ベッドで、足の指や足首の回転・膝から腿へかけてのマッサージのそれぞれを「ながら」でとくに時間をとらずに済ませる。
 これらから、うまく続けられればまだ自己治癒力が充分に残っていると気付いた。今年初め、ぶら下がり器で懸垂を試すと1回もできなかった。大車輪の頃は軽くできたのにと、一念発起し毎日少しずつ試みていたら半年で5回できるまでになった。それに勇気づけられ平行棒を模して二脚の椅子を間隔をとって並べ、幾つかの屈伸組み合わせを工夫して少しずつ回数を増やしていくと、昔あった胸筋が少し戻り始め胸に緊張を感じ姿勢も良くなった。若い時と違い1回での実行回数を制限し、少しずつ継続することが肝要なようだ。
 ヨガの別の余禄は、左足のみなのも不思議な話だが、第2指と第4指の二つの関節が下方に屈折し、地面に接した指先の硬化と爪の変形に気付いたことだ。長期間そうだったらしく手の指で上方に伸ばしても動かない。これも根気良く少しずつ伸ばし続けたら、最近少し関節が上へ反り正常な爪も生え始め、歩行時に足指の裏に地面を感じるようになった。それで姿勢も安定し1回の継続歩行可能距離が伸びてきたように思う。機械では重要な”joint”部分は、摩耗や錆が付くと廃棄するしかないが、人間の関節つまり”joint”は80年以上使い続けても、あきらめず根気良く一年近く手入れを継続すると身体の治癒力が働き元通り動くようになるとがこれで実証された訳だ。 
 このように心身共に健康を保って、積極的にボランティアなど世間に貢献できれば申し分ないが、残念ながらもはやそれだけの自信はない。でも、せいぜい自立して他人への迷惑を若干でも少なくし、自分に授け与えられ未使用未開発なことがまだ多く残っている肉体・頭脳・心情を、それらを授けられている間中は限界一杯まで使い切るように Quality of Life を高めながら生きたいと願っている。
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